2023.07.11
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新たなCAD/CAMの導入 機械場
現在の高効率化された生産作業の現場では、優れたCAD/CAMソフトウェアが欠かせません。
この度、機械工場では新たなCAD/CAMの導入を行いました。
今回は、新しいCAD/CAMソフトの導入状況と製品レビューになります。
- – 選定条件 –
・購入タイプで永続的に使用できる製品
・2台以上の導入が低価格で実現出来る製品
・プログラム作成速度が現在使用中のCAMと同等以上の製品
・CAD機能が扱いやすく3面図が出力可能な製品
・3Dデータ作成編集、3Dデータへの加工割り付けが出来る製品
いろいろな製品を比較し、OneCNCという製品を選定しました。
[CAD画面]
低価格帯から導入可能で用途に合わせて購入することが出来るのも利点です。
当社では、まずは標準ランクx2ライセンス(10人使用可能)の社内ネットワークライセンスプランを選択。
アップグレード費用も想定した年間費用を計算すると、10人使用時で現在使用のソフトと比べて1/10の価格で永続利用出来ます。
選定要素はいろいろありましたが、今回注目したのは優れたツールパスにあります。
HSM(ハイスピードマシニング)ツールパスという特殊なツールパス作成が可能です。
深い切込みで刃当たりを一定に保ちながら切削していくため、加工時間短縮と刃物高寿命化が可能です。
実際の加工ですが、加工音も一定で刃当たりをコントロールしていることが分かります。
青い部分はZ軸を少し上げて高速移動している部分です。
[実際のツールパスと加工した品物の写真]
3Dデータへの割り付けや3面図が出力できるのも大きな利点です。
ポストの設定に関してもかなり深いところまで手を入れられるようになっています。
[プログラム編集用テキストエディタ(別ソフト)でポストを編集]
導入までの期間ですが、ポストの設定なども入れて1か月以内で完了しました。
CAD機能が便利な為、加工内容の把握に役立っています。
まだデータの移行作業は残っていますが、新規品物については現在主力で使用しています。
詳しくは、メーカーホームページをご参照ください。
動画や資料が沢山あり、価格も公表していますので検討し易くお勧めです。